ヌメ革ダレスバッグ
鞄の王様ダレスバッグを作っていきましょう。ただ、今回は写真を撮り忘れた個所もあるので、すべての工程がないですが…
まずは表のヌメ革を裁断。
芯材、内革も裁断。
芯材に内革であるアメ豚を接着し、コバが見える上部のみヌメ革でカバーします。
こんな感じです。
次は底マチを作っていきます。
ヌメ革とアメ豚を接着します。
中仕切りを取り付ける部分に菱目を打っておきます。
底敷きを作ります。アメ豚の折り返し部分をゼロ漉します。
芯材に接着し四方を折り返します。
強度を増すために2枚同じものを作り張り合わせて縫製します。
お次は、革細工とは離れますが、ダレスバッグの一番の特徴である口枠を作っていきます。スチールとアルミのフラットバーを用意します。
金鋸で切ります。実家にグラインダーを忘れてきたのは痛い…アルミはいいけどスチールが辛い!
切り口を整えます。
端にポンねじ用の穴をあけます。
スチールの方はタテカン用のネジ穴をあけます。こちらはフラットにするためにテーパーをかけておきます。
タテカンを試着するとこんな感じですね。
最大の難関。曲げです。寸法通りきれいなRを作るには、手曲げでは無理です。アルミならまだしも3mmのスチールはまず無理です。そこで、ハンドプレートベンダーを使って少しずつ図面通りのRに仕上げていきます。
口枠の外側と内側の隙間を一定にすることが重要です。
ヌメ革を巻いていきます。タテカンを取り付けて裏側も巻いていきます。
巻き付け終わったら、縫い代を裁断し整えます。
こんな感じです。
ポンねじをからくって口枠を合体します。
ベロを作ります。
写真が少なくてすみません。もう出来上がり。
横マチを作ります。こちらも底マチと同様にヌメ革にアメ豚を貼り付けます。表側から菱目を打っておきます。
底マチとドッキングさせます。横マチの下部を底マチに折り返して縫製します。
マチが完成しました。
前胴を作ります。ヌメ革と芯材を形を整えながら曲げ貼りします。錠前取り付け穴をあけます。
錠前を取り付けます。
裏側は金具の凹凸を無くすように浮かせてパッチを貼り付けます。
角部の当て革を作ります。
縫製して、ローラーで縫い目を均した後に、内側にアメ豚を貼り付けます。
口枠を開くためのツマミを作っておきます。
これで全てのパーツが揃いました。あとは組み立てて縫製していくだけです。
胴とマチを合体する前に、マチに折り癖をつけておきます。
マスキングして糊を塗っていきます。
中仕切りを取り付けます。
縫い代部分を貼り付けていきます。
丸ギリで中仕切りを貫通させながら縫製していきます。
中仕切りを縫製したらこんな感じです。
前胴とマチを接着します。
後胴も貼り付けるために糊を塗って乾かします。
後胴も合体しました。
縫製します。
口枠を接着します。その際、ベロがつく部分のみ接着しないようにしておきます。
縫製していきます。
グルリ一周縫い終わったら、マチの折り目を整えながら、口枠を閉めてベロの位置合わせをします。
貼り付けていなかった隙間に、位置調整をしたベロを差し込んで縫っていきます。
これで組み合わせは一通り完成です。
取っ手の製作工程と、コバ処理の写真がないので、いきなり完成です。
底敷きを敷いたらこんな感じです。
最後まで見ていただきありがとうございます!
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